2020/05/20

【アメリカ旅行記】ジャズ生誕の地と魔術の店を訪ねる (憧れのNOLA Vol.4)

はじめに

セントルイス第一墓地を後にして、観光案内所、Basin Street Stationへ。
とても暑かったので涼しい館内で一休みです。
実は、この建物もちょっとした見どころがありました。
ストリートカーを模したギフトショップも併設

ミニ交通博物館

セントルイス第一墓地のすぐ横にあるこの観光案内所は、市内各所にアクセスできるバスのステーションであるとともに、ニューオーリンズの交通の歴史の展示を見ることができます。

休憩時間だけでじっくり見ることはできなかったので、書いてあることはほとんど読めずにビジュアルのみの見学でしたが、乗り物が好きな人や交通の歴史に興味がある人ならそれだけでも楽しいと思います。
これがどこで使われている列車なのかまでは把握できず
写真撮影OKです
また、若干でしたがジャズやマルディグラ、食文化に関する展示もありました。
食文化の展示ではレシピの紹介なんかがあったのですが、写真撮ってくれば良かったなと・・・。

ジャズ生誕の地

20分ほどの休憩の後、徒歩5分ほどのところにあるルイ・アームストロング・パークへ移動します。
公園のゲート
有名なジャズ・トランペッターの名を冠したこちらの公園を、ガイドさんの説明を受けながらさらっと散策。
ここは世界で初めてジャズが誕生した地なんだそうです。
コンゴ・スクエア
コンゴ・スクエアと呼ばれる広場は、ニューオーリンズの街がアメリカのものになる以前から、黒人たちが集ってアフリカン・ビートの音楽やダンスをしていた場所だったとのこと。
19世紀に入ってアメリカのルイジアナ州の一部となったこの街では、黒人奴隷が過酷な労働を雇い主から強いられていました。
そんな中、毎週日曜日だけこの広場で音楽に興じることが法令で許され、アフリカのリズムは話題を呼びました。

やがて時代は進み、フランスやスペインにルーツを持つ人々とアフリカ系の人々の混血が進み、アメリカで誕生したクレオールと呼ばれる人々が現れました。
彼らはアフリカの複雑なリズムやシンコペーションと、ヨーロッパの賛美歌や行進曲などの要素を融合させた新しい音楽を生み出し、ブラスバンドがこの広場でよく演奏していたそうです。
これがジャズの始まりと言われています。

東京ディズニーランドのカリブの海賊周辺でも、陽気なディキシーランド・ジャズがBGMとして聞こえてきますね。


ブードゥーショップへ

ルイ・アームストロング・パークを抜けると、またフレンチクオーターへ戻ります。
ガイドさんが、マリー・ラヴォーやプリンセスと魔法のキスに登場したブードゥーに関することを説明しながら歩いてくれたのですが、正直難しくてあまりよく分からず。(笑)
おそらくブードゥー人形やらその作り方、出処なんかを教えてくれたんだと思います。(適当)

そして一行は小さなブードゥーショップへ案内されました。
なかなかに置いてあるものがオカルトっぽくてヤバいw

陳列されたブードゥー人形
呪術用品がずらり
店内はエスニックな香りが漂い薄暗く、所狭しとブードゥー人形や呪術に使う品々、何かの宗教の像や動物の剥製なんかが置いてありました。
ワニの頭やら瓶詰めのスパイス、蝋燭や羽根など、魔術の実験がこの店でできてしまうのではないかと思うほど。(笑)

東京ディズニーシーのフォートレス・エクスプロレーションにも錬金術の実験室みたいな部屋がありますが、あれより怪しげなものが出来そうな雰囲気がありました。

骸骨のマスクなんかも販売してます
これは・・・笑
ただ、前の記事で述べたようにブードゥーの呪術自体は悪事に使うとは限らないので、病気の回復祈願や恋の成就のようなお守りのような役目もあります。
逆に誰かを呪ったり、破局を願う使い方もするようですが・・・(笑)
上の写真の人形は、刺す針の色によって効き目が大きく変わるそうですよw

ジャクソン・スクエアへ戻って終了

ショップを出て、またしばらくフレンチクオーター内を説明受けながらジャクソン・スクエアへ戻ってくると、ウォーキングツアーは終了です。
2時間ちょっと、ガイドさんや他の参加客と親しくなりながら、ちょっと怪しげなミステリーツアーを楽しむことが出来た、充実した時間でした。

ホテルで休憩

暑い中ひたすら歩き回ったのでちょっと疲れてしまいました。
思えばニューヨークを朝3時起きで出発してからずっと活動しっぱなしなので、ツアーが終わるとどっと眠気が襲ってきました。
まだ16時ぐらいだったので、バーボン・ストリートの飲み屋街が賑やかになる時間までホテルで寝ることにします。

続きはまた次回。

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